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粘ったほうが繋がる

NRIJ交渉ワンポイントでは、Q&A形式で日頃の交渉に関するご質問や悩みにお答えしています。どうぞお気軽にご相談をお寄せください!


Question

私は、毎日のように交渉していますが、お人好しの性格なので、なかなか粘ることができません。何とかしたいと悩んでいます。どうしたら良いでしょうか?

Answer

これを解決するには、実践あるのみです。頭で分かっていても、実行しなければ、成果には繋がりません。

そこで、具体的に実行してみましょう。

例えば、陶器市などに出かけて、片っ端に値下げ交渉してみましょう。その場合は、買うことが目的ではないので、断られたら買うのを止めます。買わなくても良いと思えば、気楽に交渉できますよ。

また、買いたい商品であれば断られたら「これは素晴らしい。ぜひ欲しいので、何とかして!」と更に交渉しましょう。それでも断られた場合は、買うのを止めてください。

これを、1~2時間も行えば、すっかり交渉で粘れるあなたになりますよ。

ただ、交渉の成果が上がるほうが楽しいですし、交渉しようという動機づけになりますので、最初は、成功の可能性が高い、次のような場面で交渉しましょう。

1.セール最終日の閉店前。2.ある程度、金額が張る商品・サービス(陶器ですと、少なくても2千円以上) のモノ。3.1枚(個)ではなく、複数購入する場合。4.売り手が、売りたいという気持ちを全面に出してきている場合。

仕事上、交渉が必要なのですから、性格だと尻込みせずに、ぜひ行動に移し、粘り強いあなたになって下さい。

先日、当社の女性メンバーから聞いた、好例をお話します。

家の庭のヤマモモの木が大きくなりすぎ、手に負えなくなったので、業者さんに見積もりしてもらったら、原則3mまでの木は1本3,000円とのことでした。

そこで、ついでに小さいサザンカ7本の見積りもお願いしました。小さい木だから安くしてとお願いしたら、「わかりました。小さいので7本を2本分と数えて、 6,000円でどうか?」と言いました。つまり、ヤマモモと合わせて9,000円です。

その時、彼女は悩んだ顔を見せ「沈黙は金」テクニックを使いました。すると、業者さんは「分かりました!1本分の3,000円でやりましょう!ここまで来るんだから、ヤマモモ1本3,000円だけでは辛い。やりましょう!」と言ったのです。

考えてみれば、そうですよね。時間と交通費をかけて来るのですから、少しでも、お金になるのなら、そのほうが業者さんも嬉しいはずです。

彼女は、ヤマモモ(大1本)+サザンカ(小7本)全部の手入れが、6,000円になったので、とても得した気分になったそうです。

お互いに交渉して良かったと思えれば、次も快い取引になります。

彼女は恩を感じ、理解の良い業者だと評価したので、今後も、繰り返し依頼すると言っていました。

いかがですか。交渉で粘った方が満足感が高くなるし、次の快い取引にも繋がるということがお分かりいただけましたか?