歩く本箱
NRIJ交渉ワンポイントでは、Q&A形式で日頃の交渉に関するご質問や悩みにお答えしています。どうぞお気軽にご相談をお寄せください!
Question
私は読書が好きで、交渉術の本も多く読んでいます。それなのに、交渉が一向に上手くなりません。
Answer
勝海舟の父親の小吉は、学問は大切だが、蘊蓄(ウンチク)を垂れるだけの「歩く本箱」にはなるなと、麟太郎(海舟の幼名)を戒めたという話があります。
あなたは、その「歩く本箱」になっている怖れがあります。
「知識で終わる人に、成功はない」という訓話もあります。これは、交渉も同じです。知っているだけで、実行しないと成果は出ません。
だから私どものセミナーでは「ただ、知識を身に付けるだけの目的で聞かないで下さい。一つでも二つでもいいから、有効と思うことがあれば、必ず、実行しようという気持ちで聞いてください」と、最初から何度も訴えます。
つまり、交渉の知識やテクニックだけを身に付けても、行動を起こさない限り、交渉の成果はないということです。
確かに「知識」と「行動」の間には「壁」があります。その壁を乗り越える「決断」をし、行動しない限り「成果」がないことを肝に銘じて下さい。
それから「実行しようと思ったことは、遅くても72時間(3日)以内に着手しないと、永久にできない」という訓話もあります。
まさしく「善は急げ」です。
あなたも、これから読書をする際は「有効と思うことがあれば、必ず実行しよう」という気持ちで読まれることをお勧めします。
